力尽きるまで馬を追う。ド迫力の秋の風物詩
参加者が大声をあげながら竹の棒で草原をたたき、柵の中に馬を誘導する「馬追い」は、都井岬で年に一度行われる伝統行事です。馬の健康管理が目的で、血液採取やダニの駆除剤の投与、個体識別のための烙印を押す作業などが行われます。広さ約550ヘクタールの都井岬に生息する馬たちを一ヶ所に追い込むのは、まさに至難の業。早朝から夕方まで、逃げようとする100頭ほどの馬と誘導する人間が山中を駆け回る様子は、まるで知恵比べをしているよう。普段はおとなしい馬たちが、群れを組んで一斉に丘や道路を駆け抜ける姿は迫力満点です!例年、都井岬を管理する都井岬牧組合の組合員を筆頭に、大学の農学部の生徒や一般募集で集まったボランティアの人たちが参加。事前予約で、誰でも参加可能です。年に一度しかない貴重な体験を、ぜひ。