大蛇との戦いを描いた勇壮な火の祭典
開催される2日間(※)で約1万人もの見物客が訪れる「都井岬火祭り」。五穀豊穣を願う祭りは、その昔人々を苦しめていた大蛇を衞徳坊(えいとくぼう)というお坊さんが火攻めで退治したという伝説が由来とされています。会場中央に大蛇に見立てた30mの柱松が立てられ「トントコトッテ エイトクボウヤ(とうとう討ち取った、衞徳坊)」の掛け声とともに、てっぺんに向かって次々と投げ上げられる松明。暗闇の中に浮かび上がるオレンジ色の放物線は、幻想的な美しさです。見事柱松のてっぺんに松明が命中すると、仕掛け花火が点火。激しい火花が吹き出して周囲を照らし出し、最高潮の盛り上がりを見せます。会場ではメインイベントの柱松のほか、都井地区の伝統芸能・臼太鼓踊りの披露やステージイベントも開催。混雑必至のため公共交通機関の利用がオススメです。
(※2023年は1日のみ開催予定)